史上初 ANA・JAL同一国際路線就航

ニュースリリース

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 日本の大手エアライン2社が成田空港からロシアのウラジオストクへの就航を同じ日に発表したのが729日。両社とも2020年春の就航開始としています。リリースからはANA2019冬ダイヤ中の3月。JAL2020年夏ダイヤ(329日)からとのことですので、ANAが若干早い就航を予定しています。

 その中身ですが、ANAは「日本のエアラインとして初めて・・」と高らかに宣言した同じ日のうちにJALが同都市への就航を表明するなど思いもよらなかったことでしょう。ANAが、機材、便数、発着時刻を明示していないのに対し、JALは2020年夏スケジュールの始まる日からボーイング737-800を使用し、毎日就航。時間も成田空港11:20発ウラジオストク14:45着、折り返し16:25発で成田空港17:40着と全ての情報を開示しています。

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ロシアへの就航はANAが初めてなのに対し、JAL1967年に日ソ共同運航便がモスクワへ就航開始しています。1970年には自主運航を始めていますので、50年を超える歴史を持っています。また、ANAはコードシェアを行う提携先はありませんが、JALは同じワンワールド内にS7航空を持っています。先に情報を得ていたと思われるJALが優位だったのですね。

 渡航先として注目を浴びる東ロシア。航空路線ハワイ大激突はANAの話題性が上でしたが、このウラジオストクではJALが一矢報いた形。いい競争環境が整ってきています。

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