欧州の英国ファーンボローと仏国ル・ブルジェの二大エアショーは歴史があり、世界一の規模を誇っています。次に規模の大きいのは航空機発注数の多い中東ではドバイ、アジアではシンガポールエアショーで、航空業界でも認知されてきました。
民間機部門での地上展示のハイライトはやはりエアバス。A319、A220-300、A320neo、A330neo、A350-900が並び、B787-9だけのボーイングに大きく差をつけています。
Airbus A220-300 at FIA2018
それでも、ドバイエアショーではエアライン参加も見受けられますので、エミレーツのBoeing777-300ULR、エティハド航空のBoeing787-9がボーイングの存在感を引き上げてくれます。
地元のエミレーツは、その他A380やA319も出展し、会場を盛り上げます。その他、エジプト航空のA330がエアライン出展。その他民間機としてGACA(General Authority of Civil Aviation)というサウジアラビア王国 民間航空総局のBoeing787-10に加え、米国Citadel Completionsという航空機インテリア会社が自社所有のVIP機エアバスA350-500を持ってきており、珍しい出展となります。
また、リージョナル機部門ではエンブラエルがE190-E2を出していますが、三菱Space Jetは出展の余裕がなかったと思われます。日本勢では、前出のKAWASAKI
C2に加え、HONDA JETがここのところのエアショー席巻で気を吐いています。
中東近隣諸国の航空機発注がどのように発表されるのか楽しみです。