旅客機に人を乗せず貨物便として運航する

航空業界

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©TRiP&co 
世界のエアラインで旅客輸送が止まっています。そうなると旅客とともに旅客機の床下に搭載するはずの商業貨物の搭載スペースが無くなり、中国製のマスクなど世界中で必要となる貨物需要に追い付かなくなります。替わりに貨物機の稼働が増える事態になっています。

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イメージ写真 窓の下が床下貨物すぺースです 

貨物機を持たないエアラインなどは、旅客を搭乗させない旅客機の床下に貨物を搭載させただけの便や、更に搭載量を増やすために旅客が座るシートにカバーを掛け、ネットで固縛して搭載スペースを生み出して貨物を輸送しています。

 航空機の座席は、シートピッチを変えるなど仕様の変更に備えて取り外しができるようになっています。ただ、シートの数はかなり多いので、すべてのシートを取り外して貨物を輸送するとなると広い空間での固縛の問題や、人手がかかります。

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イメージ写真 Boeing747-400F 貨物機です 

オランダのTRiP&Co社は旅客機のシートを覆い、貨物を輸送できるようにした「カーゴシートバック」を開発しました。シートはそのままで、カバーとタイダウンベルトを使用することで、シートに貨物を固定することができるのです。

 こうすれば、床下に部品など重い貨物を積み、客室へはマスクなどの軽い貨物を搭載して効率よく輸送が可能となります。

このような輸送が長く続きませんように。

 

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