英国のブランド評価会社「ブランドファイナンス」はこのほど、2020年のエアライン ブランド ランキングTOP50を発表しました。TOP10内にランクインするエアラインのランキングはアメリカの3大メジャーがTOP3を占め、中国の3大エアラインもTOP10に顔を出すという特徴を持っています。
TOP10内で前年比ブランド価値を最大限上げたのはエアカナダ。+USD7.43億で25.1%のブランド価値を増加させ8位に食い込みました。日系エアラインはJALが12位、ANAが13位という位置につけています。
コロナ禍の中でTOP50エアラインは20%のブランド価値を失い、20社は財務体質がぜい弱で政府の支援が必要であると指摘しています。この20社の中にANAが入り、コロナ禍が更に2か月続いても生き残るエアライン30社の中にJALが含まれています。
ブランド価値とは別に、ブランドの強さを表すランキングも同時に発表されました。最強のエアラインはアエロフロート。次にターキッシュ、エミレーツと続きます。日系エアエラインも頑張っており、JALが5位、ANAが7位に入りました。
将来の見通しのつかない中で、新型コロナウイルスの影響を考慮したランキングの発表は興味深く、ご紹介しました。