試練のボーイング、777X 2号機を初飛行させる

ボーイング

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©Boeing
ボーイングの新鋭大型ワイドボディ機777X2号機が430日に初フライトしました。今後、計4機のテスト機で試験飛行を重ね、2021年に引き渡しとなります。初号機の初フライトは今年125日。まだ新型コロナウイルスの影響が大きくなる前でした。

 小型機の737maxの運航停止が続き、中型のボーイング787でさえ減産となる逆風の中、それでも前に進んでいきます。世界の航空路線が縮小する中で、大型機不要論も出てきました。中型のボーイング787(座席数242330)と比べて777X(座席数384426)では+16%から+76%も多くの旅客を運ぶことができるからです。

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航続距離の長いモデル同士を比べると787-914,140㎞に比べて777-8X16,170㎞と+14%長距離を飛ぶことができます。機内のソーシャルディスタンスを取ることができたり、貨物の搭載量も旅客機の中では最大になるなど考え方によってはコロナ禍のあとで活躍の場が出てきます。大きいことはいいことだといえる日が来ることを願っています。

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