ハンガリーのLCC「WIZZAIR」は客室乗務員をパイロットへ転換養成するプログラム「Cabin Crew to Captain」を開始したと発表しました。先日、パイロットを客室乗務員として乗務させる案を持っていたアイスランドエアの事例を当ブログで紹介しましたので、WIZZAIRの事例は逆をいく戦略です。
そのプログラムとは、22か月の座学と18か月の飛行訓練の計40か月にわたるもので、ルーマニア、ポーランド、ブルガリアに在籍する客室乗務員をハンガリーのスクールに集めて訓練します。
現役の客室乗務員を継続しながらトレーニングが可能で、資格が取得できなかった場合でも改めてフルタイムの客室乗務員に戻ることが保証されます。
WIZZAIRとしては2030年までにパイロットの女性比率を25%に高めると宣言しました。動画も作成されていますので、ご覧ください。組織内の才能と多様性を育むこのプログラムは、企業の持続的な成長ももたらす新らしい取り組みです。