©Emirates
エミレーツ航空は、大胆な発想のコマーシャルを作ることで知られています。
8月9日に、世界一高いドバイのブルジュハリファの頭頂部828mの位置で、キャビンクルーがCM撮影を行ったと発表しました。
30秒のCMは、2003年の映画「ラブ・アクチュアリー」の有名なシーンを参考に、メッセージボードを掲げているキャビンクルーのクローズアップで始まります。カメラが引かれると視聴者は、象徴的な赤いエミレーツの帽子とユニフォームを着た乗組員が、実際はブルジュハリファの最上部に立っており、ドバイ市街のパノラマビューの中で撮られていることに気付きます。
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このCMは厳格な計画の中でトレーニング、テスト、および安全な手順を踏んだ結果でした。建物の頂点は高さ828メートルでわずか1.2メートルの円周スペースしかありません。当初は、エミレーツ航空のキャビンクルーチームに出演依頼が出され、意欲的な候補者が何人かいましたが、最高レベルの安全性を確保するためにプロのスカイダイビングインストラクターがキャストされました。
撮影中および撮影の準備において、安全性が最優先事項でした。主人公が立つために、ポールが取り付けられた仮設のプラットフォームが構築されました。
撮影は日の出から始まり、最高の光を捉えています。広告チームは、日の出前に頂点に登り始めました。登りは、ブルジュハリファの160階から1時間15分かかり、チームは頂上に到達するために、塔頂チューブ内のいくつかの層とはしごを改修する必要がありました。チームはスタントの女性と一緒に約5時間頂点に立ち、プラットフォームに固定されたエミレーツのユニフォームの下に安全ハーネスを着用しました。
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キャビンクルーの表情は普段のものと全く変わらないところが、余計にカメラが引いた後の雄大な景色を際立たせます。日本人の発想ではこのようなCMの製作は思いつくはずは無く、それを実行したチームにはただ敬服の言葉しか思い浮かびません。
最後に撮影の舞台裏の動画も見てみましょう。
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