ニッチな空を飛ぶ堅実なアラスカ航空

ボーイング

 alaska n644as

アラスカ航空は、1932年創業でアメリカでは小規模ながら堅実な経営を行う優良エアラインです。尾翼にエスキモー叔父さんの顔を描いているエアラインといえば解る方も多いのではないでしょうか。


所有する機材の全てがナローボディ(単通路)機で、ボーイング737とボンバルディア機に統一されているのも特徴です。


これらの機材で、シアトルを拠点にハワイ、アメリカ東海岸やメキシコへの国際線まで飛んで行くのです。


搭乗したのは、西海岸のロスアンゼルスからポートランドへの北上ルート。

直行の2時間半の旅です。機材は、機数の一番多いボーイング737-790です。(機体番号N644AS)


窓からは、すらりと伸びた主翼にエンジンが見える好位置です。


今や、機内食を期待してはいけない時代になりましたが、ドリンクとおつまみのサービスはありました。

ペーパーナプキンに、缶ドリンクとおつまみを載せてみると、それなりにスナックとなっていて満足感は高いです。


カリフォルニアを北上しながら、シエラネバダ山脈を遠望します。

右舷に座れば、多くの国立公園や砂漠を見ることが出来ます。

サンフランシスコを過ぎると、折り返し地点です。


アラスカ航空は、特別塗装機も多く、色々な記念マーキングに加え、大学カラーやディズニーランド塗装もあって、カラフルで楽しいです。


尾翼に描かれたエスキモー叔父さんの顔は、寒さに耐える厳しい表情なのですが、ハワイ線に就航するボーイング737は、その首に赤いレイが掛けられており、表情は変わらないものの、ほのぼのとしています。


雪に閉ざされる地域にも路線を持つので、車社会のアメリカにあっても冬に往来が減れば航空輸送の強みが発揮され、ニッチな部分で堅実経営が生きています。


alaska tail
 

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