昔、英国に派手な塗装のエアラインがありました

ホビー

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 Charles skilton’s postcard series より


英国にコートライン(COURT LINE)という航空会社がありました。

設立は1957年で、1974年には倒産してしまいました。

英国の会社なので、ロールスロイスエンジンを装備するトライスターを二機運航していたのですが、その二機が派手なのです。

一機が黄色(機体番号:G-BAA)、もう一機がピンク(G-BAAB)のグラデーションといういでたちです。

この二機が大空を舞っていたのは1973年からの僅か二年に満たない期間。

この機材との関わりは・・・実は学生時代にこの機体の1/ 144というスケールの色鮮やかな完成モデルを購入したからです。

当時、日本のメーカーでは旅客機のプラモデルが発売されておらず、レベルやエアフィックスといった海外メーカーが主流でした。

手を出してみましたが、どうも上手く出来上がらない。

/ 144スケールは、結構大きくて左右の胴体を接着する時に、目立ってしまいます。

黄色バージョンのトライスターのプラモデル完成模型が近所の模型屋さんに飾られました。当時、JALは鶴丸時代。全日空はモヒカン塗装でトライスターがありました。でも、まるで別の機体に見える色彩の妙です。

黄色いエアラインなんてあるのかっていうのが最初の感想です。

製作者は誰なのか、大阪のベッドタウン北摂の小さな模型屋さんにどうして、イギリスの小さなエアラインの模型があるのか、色々謎のままでした。

その不思議さが、買いたい衝動を動かしました。

完成品なので、当時の学生としては高額です。アルバイトのお金が飛んで行ってしまいます。それを何日も店頭で眺めて過ごしました。この模型を手に入れたら、絶対に手放さずにずっと大事にしよう。だから買おうと決断するまでに長い時間が掛かりました。

自宅にやってきたコートラインは、部屋の造作には似合わないカラフルさで友人も驚かせる存在になりました。手に取って眺めますと、機体下部に掛けて黄色がオレンジに変化していく様子が見て取れます。主翼は、上面が黄色、下面がオレンジです。特に、第二エンジンのインテークから後部に掛けての緩やかなカーブが美しい。実際に搭乗して、機内から主翼の様子を見てみたかったです。


その後、長い間手許にあったのですが、何度かの引っ越しを経験し、今では行方不明です。その代わりにジェミニジェットの1
/400スケールの同型機があります。

青春の甘酸っぱい感傷を引きずりながら、現在ではコレクションケースの一番目立つ場所で、その派手なボディを披露してくれています。

 

court

 

コメント

  1. あびあんうぃんぐ より:

    ポルコ・ロッソ様
    いつもコメントありがとうございます。
    実機を見てみたかったですよ。キャセイになってしまったんでは、身近な感じですから
    手の届かない感じがいいですよね。
    LR4ドアの件は知りませんでした。絵葉書が正解で、ジェミニのモデルは間違いじゃないですか。気になってINFLIGHT200のサイトを見たら、ちゃんと幅広ドアでした。急にこれが欲しくなりました。

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