ミニミニジャンボのフェリーフライト

ボーイング



ana ja8452

手元に全日空 ボーイング737-281/
Adv JA8452の機内画像があります。伊丹空港でアルバイト中に、見学させて貰いました。


それは、普段の航空機内とは思えない、殺風景な光景です。

機体の真ん中には、強化ゴム製の燃料タンクが備えられています。


この光景はいったいどういうものなのでしょう。


航続距離の長い機体は、製造した場所から日本へダイレクトに飛べばいいのですが、短距離機になると、途中給油しながら飛ぶことになります。


同機の航続距離は1,700㌔ですので、全然足りませんね。


ボーイング機はアメリカのシアトルで造られます。大阪までの8000㌔を飛んで来なくてはなりません。



そこで、航続距離を伸ばす為に、増槽の燃料タンクを機内に設置することになります。


このタンクには15,000ポンド(6.8トン)の燃料が入り、4時間の航続時間に対して倍の8時間飛行できることになります。



フェリーフライトは、途中3箇所を経由し、一泊二日の行程で運ばれて来ます。


一般的には、アメリカからシベリアルートの北廻りと、ハワイ・グアムを経由する南廻りがあります。



写真は、その機体の伊丹空港到着後の姿だった訳です。


燃料タンクはぺしゃんこで、長距離をはるばる途中経由しながら一生懸命飛んできた様子に、「お疲れさま」の言葉が出ていました。



一部の座席は装着されており、爽やかなグリーンのシートがお客様の搭乗を待っているように見えました。




ana b3 cabin
 奥に見える黒い袋が増槽燃料タンクです

 

 

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