業務視察で赤ポチに搭乗!

搭乗記

nal f50 cockpit

現在は運航停止になった徳島⇔名古屋路線がありました。


セントレア開港前で正確には、徳島⇔小牧空港間になります。

今では全日空グループになったエアセントラルの前身になる中日本エアラインサービスが運航していたフォッカー50でがありました。赤い塗装を施しており機首部分が赤かったので、赤ポチという愛称がありました。

ANAへ再編されるまでエアーセントラルを名乗っていました。補色の関係にある赤から青になってしまった事で、反対する両親を振り切って嫁いで行った花嫁アリスを見るような気分がしたものです。

女性名詞が付いているのは、同社の管制上のコールサインがALICEだったのです。

そのフォッカー50のコックピットへフライト中のオブザーブシートに座る機会がありました。機体は、JA8889です。

狭い場所なので、コックピットの中には折り畳み式のシートが装備されています。等間隔で機長と副操縦士が見える好位置です。

今までのコックピット経験は、ワイドボディー機でした。

機材の大小に関わらず、商用機のコックピットオペレーションは、常に真剣で完璧を目指しているなということです。

小さい飛行機だから、コックピットが手を抜いている事は無いですが、どこかのんびりした雰囲気でも漂っているかと思いきや、全くの勘違いということが解りました。

違いと言えば、ボーディングブリッジを使う機会が少ないので、実際に搭乗するお客様と目の合う事が多いということでしょうか。

機長、副操縦士の会話も今日は家族連れが多いなという話になります。

これは、実は大事なことなのです。客層を知っていれば、例えば万が一の時に力のある男性に緊急脱出の手助けをして貰えるような対応が出来ます。

狭い室内でしたが、若い機長が副操縦士に対する態度も優しさの中に厳しさあり、育てて行こうとする活気が溢れていました。

50分のフライトでしたが、徳島から紀伊半島を東へ横断し、北上して伊勢湾から小牧に抜ける空路をスムーズに飛行して行きました。

 nal f50

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