ライズスーン社を訪ねて(後編)

台湾


ACI

台湾で製造するメーカーは2社が中国に移った為に、1社だけになったとのこと。製造場所を移して品質が落ちたのでは意味が無いので、うちはずっと台湾で造り続けるよという言葉が印象に残りました。品質への絶対の自信があります。

それを証明するのは、エンジン部分にもありました。

オプションにはなりますが、エンジンのカウリング部分のファンブレードが回転する仕様があります。息を吹き込むと回転するその緻密さは必見です。

旅行会社からの特別オーダーもあるようで、派手なエアバスA380も見せて貰いました。どんな塗装オーダーにも応えられるのは強みです。

最後には、自信作としてチャイナエアのスペシャルカラーでエアバスA330-300型機1/200で機体番号B-18358のモデルを見せて貰いました。

昨年3月から飛ぶ「先住民集落旅行特別塗装機」です。機体サイドには「Masalu!Taiwan」と描かれていますが、先住民族パイワン族の言葉で「ようこそ台湾」という意味になるそうです。

左右で合計94人もの先住民の姿が描かれています。左右で違う細密な塗装を再現する同社の技術力に敬服するとともに、全人口の2%にしかならない先住民に敬意を表する中華航空の姿勢も好感が持てます。

木製スタンドに綺麗なプレートが光り、絶妙な重厚感のある素敵なモデルでした。

月産2万機のモデルが台湾から世界中へ輸出されています。

従業員75人の小規模メーカーながら、訪問してみて末永く頑張って欲しいと思いました。 

 

arise2S


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