航空貨物シリーズ⑨ジャンボ貨物機 後編 年末スペシャル

フレーター


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それでは、実際に貨物機に搭乗してみましょう。

パイロットが乗務する際に、アッパーデッキから乗り組む方法もありますが、高さのある特殊な階段を装備した地上作業機器を用意する必要が出てきます。

そこで、旅客機と同じようにメインデッキL1ドアから搭乗して、機内の階段でアッパーデッキに昇っていくスタイルが定着しています。

この方法であれば、旅客機と同じタラップを使用することができます。 

機内の階段(ステア)は、貨物の搭載の邪魔にならないように、アッパーデッキ部分に収納できる折りたたみハシゴが装備されています。

階段と呼べるしっかりした物ではないので、昇るにもコツが要ります。

フライト中でも、パイロットがメインデッキの貨物を目視確認できるように、上部からでも設置できるように設計されています。

貨物が積み込まれれば、出発です。

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JALと日通やヤマト運輸など航空貨物代理店が作ったJUST

 

アッパーデッキに入ると、ビジネスクラスで使われるような2席ペアの座席が3脚装備され6名まで搭乗することが出来るように設計されています。

その後ろのドアを隔てた客室後部には、バルクと呼ぶ乗務員休憩用のベッドが2つ装備されるのが標準です。

コックピットとの間には、機内食用のギャレーとトイレがありますので、こぢんまりとした空間に機能的に配置されたインテリアが広がります。

アッパーデッキの窓は、-200FではオプションでNCAは片側に8個ありましたが、-400F以降は片側3個が標準仕様となりました。

貨物機は、旅客機よりも最大離陸重量が重くなりますので、メインデッキの床を強固なものにしてある他は、機体の剛性を高める為にも、窓数を少なくしたようです。

このアッパーデッキには、長距離を飛ぶためのマルチクルー編成(3名)やダブルクルー編成(4名)の場合のスタンバイ乗務員が座るのと同時に、社員の出張や、福利厚生での搭乗もあります。

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貨物にアテンダントが必要な場合もありますので、一般旅客と同じ扱いで搭乗を許される場合があります。

動物を輸送する場合で、興奮状態になった生き物を麻酔で眠らせたり、イルカの輸送で、身体に水を掛けて乾燥しないようにする場合に、搭乗することがあります。

それが故に、貨物機であっても、シートベルトサインがあり、また緊急時の脱出方法をビデオにして流せるように義務付けられています。

コックピットの仕様は、基本旅客機でも貨物機でも変わることがありません。

前後編の話を年越ししたくないので、大晦日にUPとなりました。

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良い年をお迎えください。

来年も宜しくお願い致します。 

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