コロナ後の海外は飛行機で寝ていけ

航空業界

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コロナ後の航空旅行は以前とのスタイルを変えていくことが求められます。日本から欧米、中東、オセアニアなどへの長距離国際線では、搭乗客が寝ていくことで機内での飛沫、接触感染が防げて安心です。近未来の航空旅行を再現してみました。

 

機内でやることは寝ることが中心となります。近未来の機内では、他者との接触機会をもたらすインフライトエンターテインメントは無くなり、必要に応じて自身のデバイスを持ち込むことになっていきます。

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車で空港に向かえば誰とも接触しません。チェックインはスマホを使いオンラインチェックインを自宅で済ませました。手荷物は、自動預かり機を使います。保安検査に人はおらず、ロボットが検査をしています。出国審査も自動化ゲートで機械が行います。

 

客室乗務員との接触機会を減らすために基本的に食事はラウンジで済ませます。スマホ画面をラウンジで機械に読み取らせ、入室します。コロナ後のラウンジはより飲食が充実するでしょう。機内では寝るだけなので、ここでお腹をふくらませ、ついでにシャワーも浴びておくといいですね。

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着席するとやることは多くあります。自己防衛として除菌シートが大活躍するからです。着席したシート周りを拭いていきます。シートポケット備え付けの安全のしおりはもうありません。座席テーブルの裏にシールで表示されるか、機内誌も含めてスマートフォン画面で確認するのです。シートバックポケットにはエチケット袋しか入っていません。シートにミネラルウォーターのボトルがおいてあり、到着まで少しずつ消費することにします。

 

飛行中に寝ていても目が覚めることがあります。トイレへはマスクと使い捨て手袋を持参します。個室に入ると同時に手を洗い、手袋を着用。トイレは蓋を閉めて流すのが決まりです。再度手洗いの後、使用後の手袋を破棄します。小腹が空けば、無人のギャレーに向かい用意されたスナックをつまむことにしましょう。コロナ前は上級クラスの特権でしたが、エコノミークラスでも搭載されるようになりました。

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入国審査も機械で済ませました。空港からは、コロナ禍で破産法適用したが営業を続けるハーツレンタカーを利用しましょう。ここまで、誰とも話をすることは無く移動して来ることができました。

 

米国東海岸を除いて、長距離路線の到着時間は現地時間の朝です。折り返し便を夜に運航するとなると目的地空港に機体を長時間留め置く事となります。機体の稼働効率は下がるのでエアラインにとっては大変ですが、感染拡大で運航停止になるよりはまだいいと思うのです。

 以上の案も、実はすでに始まっています。「空旅は寝ていけ」と言っていないだけで、JL041便ロンドン行きは羽田空港を深夜の0155に出発し、現地には0625に到着します。同じくANAも羽田発でNH203便フランクフルト行きとNH205便ウィーン行きも実は深夜運航。ただ、ご紹介した3便ともに帰国便は昼間便となっています。

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3密対策のできている機内ですが、更に安心して旅行するには根本的に乗客の動きを減らすことが求められます。これが実現すれば究極のあんしん空旅ができますね。

 

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