コロナ禍をうまく抑え込んでいるとニュースになるのが台湾です。日本のように、「要請」ではなく、「義務」となっている2週間の隔離はどのようなものなのか。
レジデンストラックが始まり、実際に隔離を経験した知人への取材で、その様子が明らかになりました。
出発に際しては、台北駐日経済文化代表処にて180日以内の「停留査証」の申請が必要です。予約はネットでできますが、申請は事務所へ向かいます。査証申請費用はJPY5,300かかります。出発前3日以内のPCR検査で陰性証明を取得しました。検査費用は陰性証明書付きで2万円ほどかかります。
11月中旬、友人は羽田空港では駐車場が少なく高額なこともあり、自宅から自家用車で500㎞以上離れた成田空港へ向かいました。前泊したホテルは14日間の駐車場代が無料になりますので、後泊もすればおよそ1か月の駐車場代がかかりません。
搭乗した航空機は、ボーイング787-9型機(国際線仕様で195-246人乗り)で貨物は満載なものの、ヒトケタの乗客だったと言います。あまりにも少ない乗客の為、エアライン名は伏せることにします。客室乗務員はベテランと新人の組み合わせで中間層はいなかったとのこと。新人のOJTの場でもあったようです。
入国の際に、SIMカードの購入を義務付けられます。これは、スマートフォンの位置情報を使い、隔離者がホテルから出ないよう監視する為です。この購入にTWD1000=JPY3700かかります。(後編に続く)