ファーンボロエアショーのハイライトは飛行展示です。エアショーは見本市ですから、飛ぶ商品である航空機を販売するのはやはり飛行している姿を見せることが一番です。
今回の飛行展示は、午後2時過ぎから4時前に掛けて毎日変わりますが、およそ10機(チーム)がアサインされていました。民間機では飛行順にエアバスA350-900、エンブラエルE190-E2、ボーイング777X、ボーイング737-10と4機が飛びました。全てメーカーのハウスカラーの機体です。
エアバスA350-900は、地上展示ではイタリアのITAエアウェイズ(EI-IFF)が参加しており、飛行展示にはハウスカラーの同型機(F-WWCF)を用意していました。ボーイングほどの派手な離陸ではありませんが、見慣れた機材の飛行は見ていて安心感があります。
エンブラエル機は今回EjetでE190-E2(2-RLET)/E195-E2(PR-ZIQ)の2機を展示。E190-E2のテックシャーク機を飛行展示にアサインしていました。小型機ならではの俊敏な性能を遺憾なく発揮。小さい飛行機が優雅に飛行し、大きく見える安定性を披露しました。
ボーイング777X(N779XW)は昨秋のドバイエアショーに続き、派手な離陸と旋回で性能を発揮させていました。地上では主翼先端が折れ曲がる構造を良く見ることができます。
ボーイング737-10(N27752)は、初飛行後初めての海外遠征を行いました。小さい機体ながら性能をいかんなく発揮。ロケットのような離陸は777Xにも負けません。777同様に機体底部に機体名が入っているので、判別しやすくていいですね。
飛ぶ機体がある見本市ショーは、やはりいいものです。