中国 珠海航空ショー② 屋内展示編

エアショー


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は9時からという案内でしたが、7時半の時点で既に人の波はすぐ目の前の展示館内に吸い込まれて行きます。

室内と地上に加えて飛行展示がある場合に、時間配分をうまく行わないと充分に見ることのできない可能性があります。

飛行展示が9時半からなので、先に室内展示を見ようと思いました。

エアショー公式ホームページから、レイアウトマップをコピーして持参しています。それにしても知らない中国企業の多いこと。 

35、000㎡の広さがありますので、東京ドームの75%もの広さです。

1996年スタート時が8、645㎡だったので、開催毎に広くなって、当初の約4倍にも大きくなったことになります。

この建物は空港内敷地にありますので、他の用途は不明ですが、常設であるところが凄いですね。

ボーイングやエアバスも勿論のこと、今後の最大のマーケットに向かって広い展示スペースを披露していました。話を聞いてみると、ボーイングは昨日までのトレードデーで担当者が帰ってしまった。エアバスは外のシャレーで対応しているので、行ってみてとのこと。

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屋内展示は一般来場者に向けた資料配布が主な内容でした。

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主催者発表で、41カ国が参加しているものの、日本の参加が1社も無いのが不思議です。日中関係が良いとは言えないですが、政治と経済は別物。

中国では「ARJ21」というMRJのライバル航空機があるので、いい競争ができるのにと思います。

これについては、三菱重工業株式会社 戦略推進室広報部に聞きました。

「中国市場に注目しているが、同クラスに中国国産機があり、他の地域に比べて参入が容易では無いという判断で、今後適切な時期に展開して行きたい」との回答でした。

納得は出来ますし、難しい質問に素直に早く回答頂けました。

個人的には成熟しつつある中国市場への参入は早いに越したことは無いと思います。

「東海航空」という聞いたことの無いエアラインが5機のボーイング787-9をオーダーする国です。近くに大きな市場が待ち受けています。

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同じ機体のカテゴリーでは、カナダのボンバルディア、ブラジルのエンブラエル、ロシアのスホーイの3社も出展していました。

2年後の中国エアショーでMRJが華麗に舞う姿を見たいものです。

1~8までの番号が振られた広い館内を廻っていると、外で轟音がします。

飛行展示が始まりました。


航空ショーデータは2014年時点のもの(HPから)
  

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