羽田の夏の風物詩!穴守稲荷神社の献灯祭

神社西の表参道の行灯の列 空港
神社西の表参道の行灯の列
神社西の表参道の行灯の列

神社西の表参道の行灯の列

2025年8月23日、羽田の夏の風物詩として知られる穴守稲荷神社の献灯祭に行ってきました。この祭りは、毎年8月下旬の土日に開催され、航空関係者や地元の人々が集う特別な行事です。

航空関係者にとって特別な献灯祭

宮司の井上直洋さん 後ろにエアライン寄贈のモデルが並ぶ

当日は、祭事開始前に宮司の井上直洋さんを訪ねます。宮司は、実は大の飛行機好きとしても知られています。特に機体の撮影がお好きで、専門知識と飛行機への情熱には驚かされます。

献灯祭は、諸願成就ながら航空安全や航空業界の発展を祈願する意味合いも持ち、多くの航空関係者がプライベートで参列されていました。その中には、エアライントップの方もいらっしゃり、業界のお話しをすることができました。この場所が航空業界の安全を願う人々にとって、いかに大切な場所であるかを改めて感じました。

また、同年齢の航空写真家のルーク・オザワさんにもお会いしました。ルークさんとは、話をする機会があっても、このような場所でゆっくりと過ごすことはあまりないので、とても貴重な時間となりました。

さらに、羽田空港の専門家として著名なHASMの星加さんも参列されており、記事にもした羽田空港での歴史展の盛況なことを聞きました。航空業界の第一線で活躍されている方々と、このような形で交流できるのも、献灯祭ならではの魅力だと感じます。

淡く、はかない光が織りなす幻想的な空間

航空関係者の行灯が集まる南参道前

献灯祭の一番の魅力は、何といっても境内に飾られた約1000基もの献灯です。一つ一つの光は淡く、はかないのですが、それが集まることで、幻想的で迫力のある光景を生み出していました。献灯には、航空会社や空港関連企業、そして個人からの奉納が並び、それぞれの願いが込められています。

暗闇の中に浮かび上がる献灯の光は、見る人の心を穏やかにし、特別な安らぎを与えてくれます。この光景は、写真では伝えきれないほどの美しさがあり、実際にその場に足を運んでこそ感じられるものだと再認識しました。

航空関係の画像やイラストが行灯を飾っているものもあります

地域住民との温かい交流の場

献灯祭は、成人だけのものではありません。地元の子供たちも参加し、舞台ではダンスが披露されていました。一生懸命踊る子供たちの姿は微笑ましく、祭りに賑やかさを添えていました。

また、境内にはたくさんの屋台も出ており、お祭りらしい活気にあふれていました。屋台の中には1919年創業で地元の和菓子『玉川屋』が出店しており、「穴守羊羹」を土産にしました。献灯の幻想的な雰囲気と、屋台の賑わい、そして子供たちの元気な声が一体となり、地域全体が温かい一体感に包まれているようでした。

今後の活動について

今回の献灯祭に続き、9月20日に開催される航空安全祈願祭にも参列する予定です。この模様についても、後日改めて航空ファン誌の連載記事として掲載する予定ですので、ぜひご覧いただければと思います。

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