航空大国アメリカには、多くの航空博物館が存在します。
ロスアンゼルス近郊にもいくつかありますが、身近な民間航空の世界を無料で見れる施設が国際空港の敷地中にあります。
と言っても、南側のインペリアルターミナル地区ですので、旅客ビルからは数キロあります。名前通り生徒・学生向けの教育施設で、2002年に開設しました。
過去の栄華の名残ある、オールファーストクラスで運航していたMGM グランドエアの旅客ターミナルだった場所を利用しています。よく見るとバゲッジチェックやラウンジの面影がありますので、航空会社の地上業務の流れを説明するには打ってつけの場所です。
アメリカでは、1978年のデレギュレーションで多くの航空会社が生まれては消えて行きました。この中で、無くなった航空会社や、JALを含む現役で活躍する航空会社の展示もあります。多くのコーナーに模型と共に、客室乗務員の制服の展示もあり、触れることも出来るのは生きた教材です。
この施設の素晴らしい所は、エアラインOB がボランティアで説明してくれる事で、最後まで付き沿ってくれます。
屋外には、DC-3 が展示されており、コックピットを含めた機内を見られますし、機体の先には、空港内の制限区域が広がっていますので、スタッフの了承さえ得られれば、撮影も可能です。
MGM 機で降り立ったことがありましたので感慨もひとしおの訪問でした。
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