最寄りの空港は伊丹です

伊丹空港


itm af

物事にはきっかけが存在し、人生の長きにわたって影響を与えます。

伊丹空港の近くだったのは両親が住んだからで、自身の選択ではありません。

只、この空港の存在が将来に向けての大きなきっかけを産んだのは間違い無さそうです。

万国博覧会で大いに沸いた場所であり、東には千里丘陵が広がっていました。

ターミナルビルは連れられて行った事があるものの、空港反対側に位置する伊丹側の様子がわかりません。ある日、意を決して自転車で走り始めました。かばんには、少しのお菓子と水筒を入れ、万全を期しました。当時の小さな冒険です。

夏の一日は、猛烈に暑かった記憶です。

トンネルが出現し、自転車も通れる歩道がありました。

抜け出た後の、空の青さが目にしみて飛行機の爆音が遠ざかります。

そこが、伊丹の滑走路脇の用水路でした。

視線の先には、見たことも無い光景が広がります。

航空機の駐機と共に、ターミナルビルが

あったのです。

柵が車輪を隠すものの、飛び上がればすぐそばに機体があります。

こうして、ウォッチングスポットは、千里川土手や離陸の原田側へと広がって行きました。それからは、自転車を使い、何度もカメラを持ってひがな一日を過ごす事となります。

伊丹側から見る空港内には今よりもずっと多い、格納庫を含めた建物があったものです。全日空は、大阪整備工場(通称:だいせいこう)という実にお目出度い名前の基地をここ伊丹に持っていました(笑)


ターミナルビルは、優美で、管制塔の形も機能的でした。

この空港ビルの中に、航空教室と呼ばれる博物館があり、良く通ったものです。

いくつかのコーナーに分かれ、航空機エンジンやタイヤはもとよりジャンボの座席もあり、格好の休憩場所でした。

この場所を知る人も減りました。見学した当時は、夢中になっていて写真がありません。今になって、売店にあった記念絵葉書セットを探しているところです。


ana tr

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