中国エアラインコンベンションの会場で(後編)

ホビー


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 受付から会場全体を望む

土曜日の朝に、会場に入ります。


予約したテーブル費用の240元を支払い、場所を確認します。

すぐに主催者は、窓側のテーブルの多くの面積を使っていいと言ってくれました。実際の出展者が私を入れて9人だったのはこの時点で解ります。


アメリカの時ほど大きくは無い会場ですが、それでもこのホテルの大広間が大きく見えました。うーん、9つのテーブルを50あると言い切れる自信はどこから来るのでしょう。お国柄の違いだけでは済まない様な気持ちになります。


結果が全てですし、増えようが無いですので、敢えて主催者に聞くような事はしませんでした。

テーブルを持たずに入場だけする人は20元を支払います。

もれなくエアロクラシックというメーカーの1/
500か1/
400サイズのレシプロ機モデルを箱の中から選んで一機頂けるというシステムにしてあるのは面白い趣向だと思いました。


それにしてもテーブルが少ないと力を落としながら、会場の壁に沿ってロの字型テーブルの一角で、自分のグッズを並べて行きました。

全員が揃ってみると、少ないテーブルであってもまんべんなく商品が揃っているので、ターゲットが絞れていい感じなのです。


出展者が少ないので、いつも顔を合わせていると、仲良くもなります。

和気あいあいとして楽しめました。

テーブルが多いと、どうしても沢山見て回りたい気持ちが勝って、じっくり見ることができませんし、気疲れします。

中国人の出展者以外では、フランス、アメリカ、韓国と欧米亜の大陸が揃っていることが話の中で解って来ます。

上海で大々的に航空モデルを販売するショップも出展しており、ここに多くのお客さんが集まっていました。来場者と話してみると、今、中国では一番大きなショップだとのこと。


全てに商標を取得しているとは思えないラインナップもあるのですが、キャセイ航空ボーイング777-300ERや、倒産した香港オアシス航空のボーイング747-400の1
/100スケールの大型模型を展示し、集客していました。


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 日本でも訪日中国人が増えて、家電製品を中心に爆買という言葉も生まれましたが、それが趣味の世界でも生まれつつあるという気配を感じました。それが証拠に、学生であろう年代の若者が多く来場し、しっかりと自分の好みを言って買って行く様子を何度も目撃しました。




その他ユニークなのは、さほどお客様を集客しているようには思えない安全のしおりだけを出展しているフランス人と、エアシックネスバッグと呼ばれる吐袋のみを出展しているアモイからの中国人の方のテーブルはディープでした。


自身の商品を披露するのが目的なのかも知れません。

他のテーブルで多くの商品を購入されていたので、参加を楽しんでいたのでしょう。





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9つのテーブルの内訳は、航空機モデル4つ、私を含めた航空グッズ雑多が3つ、前述のユニークテーブル2つというラインナップです。


 私が一番通ったのは、主催者と、元スイス航空の整備士という現在韓国在住のスイス人年配者の出展です。欲しい商品を見付けると、自分のテーブルに呼んで、商品を交換するのです。


これで、希望の二つのテーブルでそれぞれ3回ほど商品を選んで、自分のコレクションを増やして行きました。色々考えるのも楽しい悩みです。


 

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中国でエアライナーの写真を撮っている日本人はあまりいないと思います。


やはりセキュリティが厳しいのでしょう。

これが数年の規模で解消されるとは思えません。

まだまだ、スポッティングという趣味の領域に達するには時間が掛かりそうです。


 

コンベンションと同時開催のツアーが実現する可能性を聞いてみました。


同じようにセキュリティで難しいとのこと。

それでも、主催者一人の力で開催へ至った事実は素晴らしいと思いました。


来年も、同じ3月に予定されていると言い切りました。


生活の質の向上に伴い、趣味に投資ができるようになって徐々に規模は大きくなって行くことでしょう。飛行機モデルを何機も抱えて帰る人を見て、そう確信しました。


趣味の世界で交流ができるのは良いことですね。

持ち帰った物は、今ではインターネットオークションで手に入るものも多いと思います。でも、足を運んで、交流をしながら手に入れた物には思い入れというスパイスが入っていていいものです。


 

来年の参加は未定ですが、楽しみにゆっくり考えてみたいと思います。


 

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 手に入れたグッズの一部です

 

 


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