前回搭乗の時とのもうひとつの違いは、ビジネスクラスのアメニティです。各座席に置かれるケースの外見は、全てグレーです。並べて置いても、違いはわかりません。
そのケースのふたを広げると、そこには現在のアメリカン航空を形成する合併前のエアラインのデザインロゴが、内側全体に刷り込まれています。ちょうど、ミニタブレットの大きさと説明があります。タグを見ると、全部で9種類あることがわかります。
これは、全て欲しくなりますね。旧ロゴのアメリカンに加え、USエア・アメリカウェスト・ピードモント航空・アレゲニー航空・TWA・PSA・リノエア・エアキャル(エアカリフォルニア)の9社です。
外観ではわかりませんが、外装ビニールに社名が小さく印刷されていますので、次回搭乗した時には選ぶことができます。
良く見ますと、機内用靴下・アイマスクとティッシュカバーの色も、ロゴと同系色になっていて凝っています。
デルタ航空は、ミュージアムに自社が40社のエアラインで構成されていると、はっきり展示にも出しています。アメリカン航空も、Heritage(遺産)という言い方で、合併前のエアラインを称えてさえいます。
この意識は、日本の企業には少ないように思えます。
合併してしまえば、社内は分裂していても、ことさら一つと唱えているように思えます。過去の会社名はなるべく出さないようにしている。
個人的には、アメリカ式を好みます。 仲間になるには、相手を認めないとなかなか前に進まないように思います。
復路では別デザインの素敵なアメニティを手に、色々考えるのも楽しいものです。
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