海難1890という物語

ターキッシュ エアラインズ


akainan

今年は日本・トルコ友好125周年だそうです。

一般の人々、少なくとも私の周りにいる人たちはこの事実を知りません。

トルコに友人を持ち、この5月に渡土した私自身知らなかったのが恥ずかしい。

その125年前に何が起こったかを映画は教えてくれます。

和歌山沖でのトルコ船エルトゥールル号の遭難でトルコ人を助けた日本人の物語がある事を知ったのも、トルコの友人が来日した昨年のことです。それ以来、いくつかの本を読んでみましたが、両国友好の絆の物語だと思うようになりました。

友人は、トルコの人なら子供の頃から教科書で習って誰でもその事実を知っていると当然の事のように言います。

この物語があってから125年という年月が今年だという訳です。

その映画が、今年も終わろうかという数字を合わせたかのような12月5日に公開になります。

ターキッシュエアラインズからのお声掛けで、東映本社での試写会に行ってきました。

エルトゥールル号遭難の1890年と95年後のテヘラン日本人救出劇が、時を超えて両国の人々の真心と共に描かれています。

航空機好きの視点で見ると、1985年当時に就航していたDC-10-10が日本人救出に使われ、二機の機体がテヘランに向かった事で友好の翼になったことが嬉しく思えます。

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日本政府が危険と判断し救援機を断念した中、トルコ政府の決断がありました。トルコ航空(当時)の上層部がパイロットに日本人の為の危険な任務への志願を募ります。そこにいる全員の手が挙がった瞬間に身震いが起きました。

更に救援機を待つ大群衆のテヘラン空港でのシーンも圧巻です。

会場のあちこちから感動を抑えきれない嗚咽が聞こえてきました。

航空機は軍事用にもなりえますが、平和利用であって欲しいと改めて思います。

世界を結んで出会いを提供するエアラインの役割は、無限に大きい。

感動の映画の特別協賛となっているのはターキッシュエアラインズでした。  

 

 

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