米大手3社に対抗するようにビジネスマンを取り込んでいるのがジェットブルーです。プレミアムサービスをミントクラスと呼んでいます。
機材はエアバスA321を使用し、2-2と1-1配列を交互に5列配置し、16名搭乗できるようになっています。
フルフラットシートは勿論のこと、機内食やアメニティにも工夫があり、大手よりも格安な運賃を設定しています。
アラスカ航空の買収で話題となったヴァージンアメリカ航空も評判のサービスを提供しています。
エアバスA320で、2-2配列のシートが2列装備されています。
フルフラットではないものの、白い革のシートで55インチのピッチがあり、レッグレストとともにゆったりとした旅を想像させます。
ビッグ3以外の2社もがナローボディ機を多用しているのが印象的です。
今後の姿は、今までには考えられなかったナローボディ機の活用です。
ジェットブルーが、大西洋線進出を計画しています。
エアバスに対しての30機のオーダーでは、A321LR機への変更権も付加されており、大西洋線にこの機体を飛ばす計画です。
もともと、ワイドボディー機が無く、エアバスA320を飛ばしていた同社のオーダーとしては、違和感はありません。
欧州側も黙ってはいません。ノルウェーのLCCノルウェイジャン(ノルウェイ
エアシャトル)が最近、エアバスに対してA321LR 30機のオーダーを行ったと報じられました。
実際は、当初オーダーした100機のA321neoの機種変更なのですが、これで、大西洋路線の競争は新たな時代に入ったと言えます。
同社は、ボーイング737-800やボーイング787-8、-9と機材はボーイングで揃えていましたが、中距離国際線用でナローボディ機材の無いボーイングをあきらめてエアバス機を選定したと考えられます。
中・長距離路線は、レガシーエアラインだけの競争からLCCも巻き込んだ大競争時代の到来です。
欧米のエアラインの動向にも注目です。