感染症対策に有効なエコノミークラスシートが発表された

航空業界

JANUS_front-view
©Aviointeriors
 国際航空運送協会IATAの事務局長アレクサンドロ・ド・ジュニアック氏が新型コロナウイルス収束後のエコノミークラス旅行の形態が変わると指摘しています。機内でソーシャルディスタンスを確保するとなると、エコノミークラスの座席3分の1が使えなくなるというのです。特にLCCは高密度で80%の搭乗者が必要なことから、ビジネスモデルが根底から揺らぐことになるという意見です。

 

また、呼応するように航空機シートメーカーであるAviointeriorsが感染対策を施した新しいエコノミークラスシートを開発中であることを発表しました。ホームページのニュースによると、2つの事例が紹介されています。現行シートの頭部に装着する「グラスセーフ」
GLASSAFE_front-view
©Aviointeriors
と隣客と隔離のできる「ヤヌスシート」です。エコノミークラス3席の中央席が後ろ向きという斬新な設計です。

69461_aviojanuscaviointeriors_165971
©Aviointeriors 

1972年創立の同社は、イタリアの航空機座席専業メーカーで、世界に50社以上のエアラインへの納入実績があります。日本のエアラインに導入実績は無く、シートと言えば思い浮かぶジャムコ、レカロやサフランなどに比べ認知度は低いですが、新シートの発表はタイムリーでした。

タイトルとURLをコピーしました