アメリカ同時多発テロから19年が経ちました

航空業界

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写真はイメージであり本文とは無関係です

2001911日、ニューヨークを中心に発生したアメリカ同時多発テロから今日で19年が経ちました。世界の航空業界は、この日以降保安問題が大きくクローズアップされ、考えられる最大限の防衛策が取られるようになりました。

 一度飛び立つと途中で止まることのできない航空機では、パイロットの安全は絶対です。そこで、コックピットから閉めると絶対に開かないドアが装備されました。銃や、頑丈な金属で壊そうと思っても今のドアは開きません。

 また、機内持ち込み制限品も厳格に規定されるようになりました。航空貨物に関しても、保安規定を高めながら常用顧客に関しては事前情報を提出することによって毎回の検査を簡略化するなど工夫がされています。

 脱線しますが、コックピットでのハイジャック犯との攻防の話は2019年公開の映画「7500」を見れば、よくわかります。航空機識別のためのトランスポンダ(航空交通管制用自動応答装置)に設定された数値で7500はハイジャックを意味します。コックピットのみが舞台の映画で非常にうまく描写されています。

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写真はイメージであり本文とは無関係です 

昨今の問題は、テロではなくコロナ禍による乗客の迷惑行為です。マスクの非着用を主張する乗客の問題で、北海道から関西に向かって運航するピーチ機が新潟空港に臨時着陸するという事案が発生しました。当該人は、自己の正当性を主張していますが、これが認められては正常な運航ができなくなります。

 日本では、2004115日に航空機内における安全阻害行為等(機内迷惑行為)の防止に関する改正航空法が施行されました。「客室乗務員の職務の執行を妨げる行為」は禁止命令の対象になっています。

 機内に入れば乗務員の指示は絶対です。昨今の空の上では、テロが無い空の旅を歓迎しつつ、迷惑行為は慎みましょう。公共交通機関での旅は気持ちよくルールを守っていきたいものです。 

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