世界4大ビジネスエアショーという言葉があるのなら、ロンドン(ファーンボロ)、パリ(ルブルジェ)、シンガポールとドバイが入ると思います。ロンドン、パリはそれぞれ隔年実施で、シンガポールは偶数年、ドバイは奇数年開催とバランスよくできています。
コロナ禍始まって間もなく、2020年2月にシンガポールで開催されて以降、欧州初夏の風物詩が2年連続で無くなり、久々の大型ショーとして「ドバイエアショー2021」は期待されています。
会期は11月14日(日)~11月18日までの5日間。全ての日程でビジネスショーの扱いで一般来場者は受け付けていません。今回、メディア枠で申請し、このドバイエアショーに参加することになりました。8月頃から用意を始め、ようやくPCR検査が残されるだけのところまできました。
展示される機体のLISTが更新されていますが、民間航空機の分野では、今までに参加したロンドン、パリ、シンガポール、中国のどれよりも機数が圧倒的に多いのが特徴です。
展示の目玉は、ボーイングはBoeing777X試験機(N779XW)で、初めての国外展示で姿を現します。他にエティハド航空の787-10、アラスカ航空の737-9(エコデモンストレーター)、フライドバイの737-Max8が名前を連ねています。軍用機では、KC-46Aペガサス、P8ポセイドン、MV-22オスプレイなどが展示されます。
エアバスは自社機のA350-900に加え、エチオピア航空のA350-900、ウガンダ航空のA330neo、エアアラビアのA321LR、WIzzAirのA321LRにAir BalticのA220-300が展示されます。顧客として、エミレーツのA380、エティハド航空のA350-1000型を展示するほかヘリコプターや軍用機ではA400Mが名前を連ねています。
日本からは、防衛庁の名前で航空自衛隊KAWASAKI
C2が展示されるので見てきたいと思います。
毎日14:00からのフライトディスプレイも楽しみですが、それ以上にコロナ禍の影響で世界のエアラインの厳しい経営が続く中、中東エアラインを含め機材発注の競争がどうなるか行く末が楽しみです。
当ブログで2年前の同エアショーハイライトを書いていますので、参考にご覧ください。
※写真は全て過去のファーンボロ、ルブルジェのものです