成田国際空港株式会社は4月15日、1978年5月に空港が開港して以来の国際航空貨物取扱量が7,000万トンに達したと発表しました。
44年で達成した数字を振り返ると、最初の1,000万トンまでは12年8か月と長く掛かったものの、以降は4~6年のペースで節目の量に達し、6,000万トン以降は4年6か月と最短タイの期間で1,000万トンを上積みしました。
◆1,000万トン達成 |
1991年1月 |
1978年5月開港から12年8か月 |
◆2,000万トン達成 |
1997年10月 |
1,000万トン達成から6年9か月 |
◆3,000万トン達成 |
2003年5月 |
2,000万トン達成から5年7か月 |
◆4,000万トン達成 |
2007年11月 |
3,000万トン達成から4年6か月 |
◆5,000万トン達成 |
2012年12月 |
4,000万トン達成から5年1か月 |
◆6,000万トン達成 |
2017年10月 |
5,000万トン達成から4年10か月 |
◆7,000万トン達成 |
2022年4月 |
6,000万トン達成から4年6か月 |
©成田国際空港株式会社リリースより引用・追記
国際貨物は多くのイベントリスクの影響を受けますので、右肩上がりという数字にはなっていません。湾岸戦争、米国同時多発テロ、リーマンショックなどで貨物量が抑えられたことが上記のリストからも読み取れます。
それでも一日当たりの平均取扱量は6,000トンにもなる訳で、毎日輸出入でジャンボジェット貨物機を60機扱うという数字は大きなものがあります。この先はコロナ禍の影響を受けて、8,000万トンまでは最短で更新する可能性もあり、日本最大の航空貨物基地としてこれからも重要な役割を担っていくことでしょう。
4月26日には第一ターミナルビル16番サテライトで記念式典が行われると告知がありました。