客室乗務員と航空機モデル
1933年創立のターキッシュエアラインズは今年90周年を迎え、次なる100周年に向けて会社の規模を倍増させる計画を発表しました。日本においては7月18日にターキッシュエアラインズ主催のガラディナー(目的のある夕食)が開催されました。招待を受けましたので帝国ホテルまで行って来ました。
ターキッシュエアラインズは現在トルコの上場企業の中において時価総額でTOP2の位置にいます。コロナ禍で影響を受けた業界としては素晴らしい数字を残しており、118億2000万ドルの価値と試算されました。サービス面での評価も高く、SkytraxのワールドエアラインアワードでANA、JALなどに次ぐ6位にいます。また部門賞では欧州ベストエアライン他計5つの賞に輝きます。
昨今、中東3エアライン(エミレーツ、カタール、エティハド)の目覚ましい躍進が報道されますが、ターキッシュエアラインズも負けてはいません。最新の2021年有償旅客キロ(RPK)輸送力で世界10位につけています。このランクは、欧州御三家(BA,LH,AF)より高く、中東ではエミレーツ(7位)とカタール(8位)につぐ力を持つまでになりました。
入場の際には、客室乗務員とともにビジネスクラスで料理をサーブするフライングシェフがロクムというトルコのスイーツを持ってサーブしてくれました。
入口でロクムのサービス
最初のサンドアート披露では機体やトルコにちなむ建物などが描かれました。来賓の祝辞は、和歌山県串本町の町長田嶋勝正氏が壇上でエルトゥールル号の話しを披露しました。長く受け継がれる日土交流の歴史です。
サンドアートで飛行機を描いた
ターキッシュエアラインズの執行委員会会長のアフメット・ボラット博士は、エアラインの使命は人と文化を運ぶこと。ANAの就航にも期待したいし、イスタンブール空港は6400万人世界5位の利用者だが倍増させたい。観光は最も大事な産業であり、我々の使命も重大だ。文明のゆりかごと言われるトルコを訪ねて頂きたい。2024年は日土外交樹立100周年と続く大阪・関西万博にも出展予定であり、両国の関係を大事にしていきたい」と述べました。
アフメット・ボラット博士のスピーチ
トルコの名物スイーツのバクラバで締められたディナーでいっときトルコに触れることが出来ました。フライトは関東でダブルデイリー、関西にも就航しコロナ禍前に戻りつつあります。
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