中国で起こった、航空機運航中のコックピットウィンドウの破損事故。高空を飛ぶ機体で窓が割れ、急減圧になったものの冷静な機長の操縦で生還した実話です。
事故後に中国国内ではヒーローとなったのが機長の劉氏。この事件を題材にした映画「中国機長」英文名「The Chinese Pilot」が中国国内で9月30日に公開されることになりました。
©The Chinese Pilot
2018年5月14日、四川航空3U8633便エアバスA319型機は早朝に重慶を飛び立ち、チベット自治区ラサに向かっていました。
安定高度に達した時、コックピット右舷前方の窓が突然破壊され、気圧の急激な変化によって副操縦士が外に吸い出されそうになりました。副操縦士はシートベルトのお陰で機内に留まることができ、急減圧で酸素マスクが下りる事態になったものの、機長の操縦で航路上にあって基地となる成都双流空港に緊急着陸しました。一部の乗客は病院に運ばれましたが乗客119人全員が帰還。乗員9名とともに128名が無事でした。
整備上の問題は聞こえて来ず、ヒーローとなった機長がクローズアップされています。日本で公開になれば見てみたい作品です。