
ソウルで発表された機体の新デザイン
ソウル本社で発表イベントを開催
大韓航空は3月11日、韓国・ソウル本社にて新しいCIの発表イベントを開催しました。ロゴの変更は1984年3月以来で41年ぶりのことです。約1000人の関係者が参加し、新しいロゴとデザインがほどこされたボーイング787-10型機(機体番号HL8515)が紹介されました。この新デザイン機は3月12日より、仁川~成田(KE703便、KE704便)で就航を開始します。
洗練された新しいロゴと本体デザイン
新しいロゴは、従来の太極マークを継承しつつ、より洗練されたモダンなデザインへと進化しました。筆で描いたような柔らかなカーブと繊細な文字間隔ロゴを採用し、韓国の優雅さを表現しています。 機体デザインも一新され、従来の水色からメタリック調のモダンな色調へと変更されました。

機体にはKOREANのみが力強く描かれます
韓進グループのチョ・ウォンテ会長は、「アシアナ航空との統合を控え、世界をつなぐ航空会社としての価値を高めていきます。両社の経験を融合し、より良い新しい航空会社を目指します」とコメントしました。新たな機内サービスも発表され、機内食やアメニティが高級ブランドと提携して刷新されます。

機内食の発表
機内食
ソウルのレストラン「チェスタ」のオーナーシェフ、キム・セギョン氏が監修した新メニューを導入しました。ファースト・ビジネスクラスでは霜降りビビンバやアワビ丼、エコノミークラスではサーモンビビンバなど、韓国料理を中心に豊富な選択肢をご用意しました。

韓国らしい機内食が揃う
食器・寝具・アメニティ
食器:ファーストクラスにはフランス・ベルナルドのチャイナウェア、クリストフルのカトラリー、ドイツ・リーデルのワイングラスを採用。プレステージクラスにはアルマーニ・カサの食器を導入。
寝具:イタリアの高級寝具ブランド、フレッテの製品をファースト・ビジネスクラスに提供。
アメニティ:英国ブランド・グラフのキットを導入。ポーチのカラーは8カ月ごとに変更し、環境に配慮した素材を使用しています。
新サービスは3月12日よりニューヨーク、パリ、ロンドンなどの長距離路線で提供開始。6月には長距離全路線、9月からは中短距離路線も含めて、すべての便で導入される予定です。

新塗装のボーイング787-10
アシアナ航空との統合で、大胆なデザインの導入となりました。太極マークが残ったのは、JALで鶴丸が残されたことと通じる部分もあり、良かったと思います。機体に描かれるメタリックは実際に見ると深みのある色彩に見えることでしょう。現行の塗装、1984より前の塗装機の写真と共にこのニュースをお送りしました。

成田空港で捕えた現行塗装のボーイング747-200F

現行塗装のボーイング747‐200型機を成田で捕えた

1980年頃のエアバスA300 at 羽田空港