初めての海外はアジアの翼でアメリカへ(前編)

国際航空路線

 
 TG B747
 

初めての海外はアメリカでした。何の迷いも無く、同地を目指します。

一度は行きたい憧れの大国アメリカ。

日本を出発するのは、タイ航空のボーイング747-200Bです。



 成田発シアトル経由ロスアンゼルス行きという路線がありました。
一番行きたい街と、経由なものの一番好きな航空機を製造する街を経験できるうってつけのフライトです。アジアの翼にも興味があったので、比較的簡単に決まりました。
当時の格安航空券は空港渡しが定番という信頼性の低い商品だったので、初の海外ということもあって、航空会社カウンターで売る正規運賃を購入したのです。

蘭の花、寺院やシルクを思わせる紫と金のロゴが美しく、すぐにタイの国が想い浮かぶ素敵なデザインです。


ビジネスクラスの呼称が始まったばかりの頃で、JALのように「たちばな」という名前だけでビジネスマンを囲った機内の一区画を提供するようなサービスでした。


搭乗すると客室乗務員がワイと言われる合掌で迎えてくれます。           その場で蘭の花を一指し頂けるロイヤルオーキッドと呼ばれるサービスがありました。

ジャンボ機搭乗口すぐ脇の、他とは違うオレンジ色の三列づつ向かい合わせの席が、自分の居場所です。右舷側は、ギャレ-になっているようで、向かい合わせの三列に加え、後ろに三列だけの合計12名の空間が、今で言うビジネスクラスでした。向かい側に搭乗客はアサインされていないようですので、実質9人の空間。


向かう合う座席の中央にはテーブルも設置されており、同乗者と談笑できるようになっています。窓側席は、同年代の男性で、彼も飛行機好きの一人旅だということがその後の話で解っていきます。


シアトルの大地がアメリカへの一歩を記念するように青々と迎えてくれました。隣の旅行者はシアトルで降り、知人のいるソルトレイクへ向かいます。


シアトル離陸後は一人になって、これからの旅行が上手く行きます様にとスケジュールを反芻する時間になりました。

ロサンゼルスの上空は、快晴なものの薄く煙って見えます。格子状に整然と区画整理された街並みが並びます。緑はさほど多くなく、大都会だなというのが印象です。


いよいよ、初の海外アメリカ一周一人旅が始まったのでした。

tg b4 cabin

 タイ航空ジャンボ ファーストクラスはこんなでした

コメント

  1. あびあんうぃんぐ より:

    ポルコ・ロッソ様
    いつもコメントありがとうございます。
    復路の記事も読んで頂けましたでしょうか。
    途中で、UA便ボーイング747の画像を差し込みました。
    ご覧になっていなければ、改めて記事をご覧ください。
    いつも、詳細なる情報を頂戴しありがとうございます。
    貴殿はブログはやられないのでしょうか。楽しみにしています。

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