エアフォース・ワンから見たコンコルドとNASA B737-130
シアトルは、ボーイング社のお膝元なのは良く知られています。
ワイドボディー機を北のエバレットで、ナローボディー機を南のレントンで製造しています。
そして、シアトルにはボーイング機のテストフライトを行う場所として、
キングスカウンティ国際空港、通称ボーイング・フィールドがあります。
この場所は、同社発祥の地として航空の歴史を学べるミュージアム・オブ・フライトがあります。 シータック国際空港からダウンタウンに向かうフリーウェイの左手に見えて、何この空港っていうのがここです。
ある夏の日に、オレゴン州ポートランドから車を4時間運転してここまでやってきました。
ミュージアムの駐車場にレンタカーを休めると、人が多く集まっています。
駐車場の先には滑走路が有り、ボーイング787のテストフライトが行われていました。ボーイング塗装のシャープなラインの787を初めて見た瞬間です。
いま、この地にボーイング787が展示されることになりました。
新鋭機をミュージアムで展示物にしてしまうのも、アメリカらしい大胆な発想です。
過去に訪れた時には無かった施設で、ミュージアムの西側で、一般道路を隔てたエリアにエアパークと呼ばれる旅客機の展示スペースがあります。ボーイング727、737、747に加えて、ロッキードコンステレーションとVC137エアフォース・ワンとコンコルドの計6機で、全て機内を見る事ができます。
コンコルドの葉書一枚分と言われた窓のサイズを実感することが出来ます。
シートピッチは少し広いものの、YS-11とのさほど変わらない胴体幅が解ります。中には入れないですが、コックピットも見えて、その複雑な計器のトンネルに驚きを覚えます。
当初、機密の宝庫だと思ったエアフォース・ワンの機内は立入り禁止かと思っていましたが、いえいえ全部見せてくれます。
大統領の座るソファーや、緊急時に使う電話もあって興奮すること間違いなし。
この場所で展示航空機の移動があったとニュースが入りました。
コンコルドとVC-137を新しく展示機に加わったボーイング787と共にミュージアム側で披露するとのこと。
カフェや売店も併設され、一日滞在出来る場所です。
新しい展示物を見に、また訪問したくなりました。
30年近く前に訪問した時の懐かしい画像と共にお送りしました。
コンコルド機内です
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