ガーミンが航空機自動着陸装置を完成させた

ニュースリリース

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©Piper M600 Cockpit Autoland 作動中の画像
 

スイスが本社のガーミンはGPSナビゲーションシステムの先端メーカーです。スポーツをする人なら、ウェアラブルタイプのGPS登山地図内臓腕時計の存在を知っていることでしょう。

 私も、アメリカでドライブする時に、ハンディタイプのカーナビゲーターを持って行き、使用してみてその性能の良さは体感しています。格安なのに、常に地図Dataを更新できる権利がついていて、とても便利です。

 このガーミン、航空機のコックピット航法計器のメーカーでもあります。性能の良さはHONDA JETG3000シリーズが搭載されていることでも知られます。

次世代オールグラスアヴィオニクスというもので、タッチパネルになっています。

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©Cirrus Vision Jet  

このガーミンが世界初のオートランド(自動着陸)システムを開発したとのこと。リリースでは、エマージェンシーの時としていますが、ボタンひとつで最適な空港へのフライトプランを自動作成し滑走路へアプローチし、人の介助なしに自動着陸させる能力があります。

 最適な空港を選択するのに、天候、燃料、滑走路の表面と長さ、地形、障害物などの要素を勘案しますが、ガーミンのシステムはこれらを自動で計算します。これにオートスロットルシステムが加わり、機体を操ります。高高度を飛行中の場合でトラブルが発生すると、自動で緊急降下も可能で、低酸素状態を回避できる性能があります。

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©Piper M600 

当初はCIRRUS社のVison JetPiper社のM600型機で装着が可能になるとのこと。HONDA JETへの装備オプションも近い事でしょう。こんな安心装備っていいですね。

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