空港や航空機内の衛生環境は、日々向上しています。機内には高機能フィルターが装備され、換気が行われていることを告知しています。
日系エアラインに対しては、それでも足りないものを感じます。それは、使用する消毒液の製品名やメーカーを公表していないからです。
そのあたり、米国のエアラインとの決定的な違いを感じます。アメリカの3大メジャーエアラインの「アメリカン航空」、 「デルタ航空」、 「ユナイテッド航空」(アルファベット順)は、こぞってどの消毒液を使用しているかを宣伝し、さらに取り組みにキャッチコピーを付けて分かり易く訴えています。
日系ではANAがANA Care Promiseと伝えている事例がありますが。
実際に、消費者側に立ってどちらがより高い訴求力を持つかは一目瞭然ですね。
デルタ航空では、社内にグローバルクリーンネス部門を立ち上げる念の入れようです。
©United Airlines
日本の画一的な見せ方が悪いという訳ではないと思います。消費者が、「安心して搭乗したいので、使っている消毒液を教えて」と言えばいいのです。
今後、どのような展開になっていくか判りませんが、世界では他にどのような発信がされているか知ることは有意義だと思っています。