世界一環境に優しい航空機で運航するカリフォルニアの「エアカハナ」

ニュースリリース

ATR機を母体としたAir Cahanaの機体  ©Zero Avia

エアカハナ(Air Cahana) は、カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置く環境適合対応の航空会社です。同社は、航空工学研究者、起業家、パイロット経験者によって 2019 年に設立された Flyshare, Inc. によって運営されています。

エアカハナは、今年のパリエアショーにて世界初の水素電気燃料エンジンを開発製造するゼロアビア(ZeroAvia)に対し、250基のエンジンの発注を行いました。ゼロアビアの新しいエンジンは、燃料電池で水素燃料を使用して発電し、電気モーターに電力を供給し、事実上ゼロエミッションで航空機を飛行させます。

エアカハナは、航空の脱炭素化という使命だけを掲げて設立された初の航空会社です。エアカハナは、SAFにて持続可能な飛行を提供し、その後、技術が市場に投入されるにつれてゼロエミッション推進技術を採用します。同社は、クリーンな飛行を原動力とする航空の第3の黄金時代をもたらすために、ゼロアビアのゼロエミッション推進システムを使用したターボプロップ機の運用を目標にしています。

エアカハナのCEOであるトニー・トンプソン氏は次のように述べています。

「私たちは水素の力を利用する航空業界の転換期にいます。この画期的なテクノロジーを採用することで、当社は排出ガスを無くし、運航コストを劇的に削減する取り組みを行っています。ゼロアビアのコア技術により、私たちはビジョンを達成するための提携を結んでいます。力を合わせて航空業界に革命を起こし、より緑豊かな空のための新たな基準を設定し、比類のない乗客体験を提供する準備ができています。この革新的なコラボレーションにより、エアカハナは世界で最もクリーンな航空会社になるための最前線に位置します。」

エアカハナCEOのトニー・トンプソン氏  ©Air Cahana

運航する全ての航空機をネットゼロにする取り組みは初めてであり、成功を大いに期待したいと思います。

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