FRAに到着したA350-900
ブログの内容は、自身の経験した内容を紹介するものです。その前提条件を崩してまでご紹介したい内容が出てきました。
20年来の付き合いのある友人は、搭乗経験が豊富で、良く写真を送って来てくれます。ご本人は、忙しいビジネスマンなので、ブログなど発表の場がありません。
今回、LINEに200枚近い写真が送られて来て驚きました。
航空マニアなら垂涎の旅をして来た事が解り、是非紹介させて欲しいとお願いしたところ、快諾して貰いました。
中東エアラインの成長の早さと大きさは世界一の見解で異論は無いでしょう。
比較的年齢の高い方なら、ガルフエアやサウディア航空が浮かびます。
現勢力ではエミレーツ、カタール、エティハドの3社が群を抜いています。
規模では、エミレーツが頭一つ抜き出ていますが、機種の豊富さでは今やカタール航空が3社の中では一番です。エミレーツ航空は、ボーイング777やエアバスA380のメーカー基幹機材は多いのですが、ボーイング787やエアバスA350はありません。
今回、友人の経験したのはカタール航空のエアバスA350を含めた、欧州への最新鋭機の旅です。
日本発着で機材を変える為に、成田から出発して羽田に戻っています。
往路
QR807B777-200LR 成田22:20 /ドーハ04:35
乗り継ぎ3時間5分
QR067A350-900 ドーハ 07:40 /フランクフルト12:30
総旅行時間22時間10分
復路
QR040A380-800 パリ15:00 ドーハ23:25
乗り継ぎ7時間55分
QR810B787-8 ドーハ07:20 羽田22:45 +1
総旅行時間23時間45分
このスケジュールで、最新鋭機に4回も搭乗することができます。
実際のスケジュールは上記の通りですが、羽田⇒ドーハ⇒パリ//フランクフルト⇒ドーハ⇒成田と逆廻りがより乗り継ぎ時間がいいことも解りました。
混み具合によって、選択肢は広がりますね。
ビジネスクラスで総額50万円弱は、高いか安いか判断は色々でしょう。
このフライトでのハイライトは、勿論のこと定期就航後一ヶ月に満たないエアバスA350ですが、そのライバル機であるボーイング787と乗り比べたところが素敵です。
オーダー数が787の1000機超えに対し、A350の800機と水を明けられたエアバス機ですが、787のバッテリー問題を検証してリチウム電池の搭載を止めるなど検証され尽くしています。又、名称の通りXWB(エクストラ・ワイド・ボディ)機は、787の胴体径の574cmに対し、596cmと22cm広く、快適性を謳っています。
ボーイング777-200ERは比較的多くがデリバリーされていますが、 -200LRは少数派です。全体で500機以上の同型機の中で10%に満たない機材数ですので、搭乗できる機会が稀です。
A350の主翼 エンジンにシェブロンノズルはありません
エアバスA380は、言うまでも無く民間航空機史上最大のキャパシティーを誇る大型機です。カタール航空では、517席とボーイング787の254席と比較してほぼ2倍という数字が、搭乗者の心理にどの程度ゆとりを与えるかが解って面白いですね。
画像でもお解かりの通り、機内にラウンジが出来てしまうあたりは新しい空旅の実験室のようで好感が持てます。
エアバスA380の機内ラウンジ
友人は、このフライトでドイツのニュールンベルグトイショーへ仕事で行って来ました。
メッセ大国のドイツでは、模型を含めた広義の玩具の世界的見本市を毎冬開催しています。日本のホビーメーカーも26社出展しています。
フライトをエンジョイして、メッセで世界の新しいホビーに触れる。
素晴らしい体験です。
早いうちに彼と再会して、色々聞き出してみたいものです。
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